Vol.81 絵の中のいきものたち 展

所蔵品による企画展!第33弾

【 絵の中のいきものたち展 –藤田嗣治・十時孝好・ブラジリエ・ラッセン 他 - 】

会期 6月2日(日)~6月28日(金)

絵に描かれた動物たちは、見る者にさまざまなイマジネーションを搔き立てます。

藤田嗣治の猫は、あたかもそこに存在しているかのようにリアルです。十時孝好のウサギは、まるで人間のような仕草です。フジコ・ヘミングの猫は、リズミカルでユニークで見ているだけで楽しくなります。ブラジリエの馬は、駆け抜ける姿に清々しささえ感じます。深いブルーの海を泳ぐイルカの目が優し気なラッセンのシルクスクリーン。ウサギを取り囲んだ猫が輪になって踊るレオノールフィニの絵は、マチスの描いたダンスへのオマージュ。写実を追求した脳科学者でもある石山徹の犬と猫。これらの作品の中に少し不思議な空間を演出しているのがセリッグの「公園の恋人」と清水康雄の「ナルシスドンキホーテ」の油彩です。

趣向は異なりますが。東京ステーションギャラリーでは、「どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより」が6月23日まで開催中です。江戸から東京へ移る時代の人と動物のかかわりを錦絵や工芸品を通じて展示しています。

https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202404_dobutsu.html

本展を通じていろいろな作家が表現したいきものたちの世界を感応していただけたらと思います。

青山・里ギャラリー

アンティークオルゴールを聴きながら居心地の良い時間を♡

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