Vol.92 シュルレアリスム展

【 シュルレアリスム展 ― シャガール・ダリ・デルヴォー・フィニ・ミロ 他 ― 】

会期 5月4日(日)~5月25日(日)

1970年に開催された大阪万博のガスパビリオン、笑いをテーマにしたパビリオンの最後に展示されていたのがジョアン・ミロの「無垢の笑い」です。陶板640枚からなるこの大きな壁画は、今も国立国際美術館に常設展示されていますが、当時15歳だった私は、この不思議な絵に魅了されたのを覚えています。

のちにミロがシュルレアリストに分類されることを知りますが、ダリやデルヴォーなど他のシュルレアリストと比べると作風が大きく異なることがわかります。

私がシュルレアリストの絵を意識するようになったのは、ポール・デルヴォーの作品と出会った頃からですが、超遠近で描かれた古代の風景や古典的な部屋の中に置かれた人物に想像力を掻き立てられました。

シュルレアリスムは超現実主義と訳されますが、アーティスト毎に描く世界が違っているように、それらの絵から受ける心象風景も人それぞれで、一般の絵では味わえない独特な世界観を楽しむことができます。

本展では、他に色彩の魔術師マルク・シャガールや幻想的な女性像のレオノール・フィニの作品も展示します。新録の季節、皆様のご来廊をお待ちしております。

*作品の一部を順次インスタグラムにアップしていきます(^^♪ @aoyamasatog

*Nagoya art news No.202(URL:http://artnews.jp)掲載中

青山・里ギャラリー

アンティークオルゴールを聴きながら居心地の良い時間を♡

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