Vol.18 戌年ですが・・・招き猫&ニッパー犬

明けましておめでとうございます。

 今年は戌年です。このところ猫に押され気味でしたがやっと出番が来たという感じでしょうか。そんな戌年のスタートではありますが、まだまだ続く猫ブームにあやかって猫にまつわる縁起良いおめでたい話で始めたいと思います。

皆さんの家には招き猫はおりますでしょうか。そうですあの焼き物でできた招き猫です。ちなみに右手を挙げているのは金運を招き、左手を挙げているのは人を招くと言われております。ちょっと前なら神棚の横なんかにススと埃にまみれて鎮座しているのをよく見かけたものですが、今では神棚のない家も多くあまり見かけなくなりました。

さて、私共のギャラリーには江戸時代末期から昭和初期の古い招き猫がたくさんおります。

現代の招き猫は顔と目が大きい二等身半ですが、古い招き猫は胴長で本物のネコによく似ていて一体一体の顔つきが非常に個性的です。大きさも8㎝くらいから24㎝くらいのものまでさまざまで、なかなか見かけない張り子の猫もおります。

ギャラリーを開店してから一番お買い上げいただいた骨董品がこの招き猫です。最初に非売品?の看板猫がお嫁に行ってから何体もの招き猫が旅立って行きました。コレクターさんにお願いして譲ってもらったり、地方の骨董屋さんを廻って見つけたりと好きで集めた招き猫ばかりですので、同じような猫に二度と出会わないと思うとちょっと寂しくなりますが、お客様のところで大切にされているから後悔はありません。

お値段も1万円くらいからと手頃な古い招き猫、とぼけた顔をじっと見つめていると微笑みかけてくれているようで、ほっこりとした気持ちになります。

続いて今年の主役、犬の話題です。私共のギャラリーに来ていただくと蓄音機の傍らに「His Master’s Voice」というタイトルの絵のモデルになった焼き物のニッパー犬がさり気なく置いてあるのに気付かれた方も多いと思います。

日本ビクターのトレードマークで知られるこのニッパー犬は、1884年のイギリス生まれで、いつもお客さんの脚を噛もうとしたことからニッパーという名前になったそうです。最初の飼い主のイギリス人の風景画家が亡くなった後に弟の画家が引き取り、亡き兄の声が聴こえる蓄音機を覗き込むニッパー君を描いたと言われています。

そうです。ニッパー君が聴いていたのは、私共のギャラリーに置いてある録音再生可能なエジソンの蝋管式蓄音機だったようです。

ディスプレイ用の大きなものから7㎝程の小さなものまで愛嬌たっぷりのニッパー君が新たなご主人様の到来をお待ちしています。お部屋のオーディオの横にちょこんと置いてノスタルジックな気持ちを味わってください。

お正月は1月3日(水)より開廊しております。

今年もよろしくお願い申しあげます。

青山・里ギャラリー

アンティークオルゴールを聴きながら居心地の良い時間を♡

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