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Vol.24 二周年記念セール!&イベント出店!

お知らせ第一弾 ☆二周年記念セール開催☆【 7月30日(月)〜8月31日(金)】お蔭さまでこの7月30日で開廊二周年を迎えます。これまでたくさんのヒトやモノとの奇跡的な出会いによりギャラリーを育てていただきましたことに心より感謝申し上げます。つきましては、開廊二周年を記念し、ギャラリー通信ご登録の方には8月31日まで、店頭表示価格のあるすべての商品について2割引きとさせていただきます。お知らせ第二弾 ☆あいち航空ミュージアム内メッセで開催の『とよやま町フェスタ』出店決定☆【 8月11日(土)、12日(日)】 古き良き時代のレトロなモノを展示販売いたします。さて、自分がこれまで集めてきたコレクションを振り返ってみると、改めて自分の嗜好に気付かされることがあります。子供の頃には見るのも怖かった古い市松人形や西洋人形が自分の周りに数点集まってきて初めて人形好きであることを自覚しました。 今でも暗い部屋で人形と目が合うとゾクッと身震いすることはありますが、いつの間にか幼な人形やサクラビスクドール、はたまた西洋人形のジュモーやアーモンドマルセルまでをコレクションしていたのです。 若い頃にひろしま美術館のフランス人形展で見たブリュのビスクドールに魅せられたのを懐かしく思い出します。すでに見られた方もお見えになりますが、ギャラリーの扉を開けるとヴィンテージのラガディ・アン人形たちが並んでお出迎えしてくれます。 一点一点手作りのアン人形は絵本を持っていたり、裁縫道具を持っていたりと表情豊かで個性的です。ヴィンテージなのでレースが黄ばんでいたり、少し汚れているところもありますが、それもしっかりと時を経た時代の雰囲気を醸し出しています。この機会にお気に入りのアン人形を連れて行ってください。

Vol.23 表現者のパワースポット☆

ギャラリーオープン当初から画家や陶芸家、ミュージシャンといったお客様にたくさんご来廊いただいています。 最近では、インストゥルメンタルバンドやシンガーソングライターのお客様に色紙を描いていただいています。飲食店などに行くと飾られているあの色紙です。ライブやコンサートでアルバムを購入したときにサインをしていただくノリでお願いしたのが始まりなので、なぜか音楽関係の方に限定しています。 本当は、画家や陶芸家の方にもお願いしたいところですが、色紙がそのまま作品になってしまうようで頼みづらいのが本音です。描いてもいいと言ってくださる方がお見えになりましたら、次にご来廊の時にぜひ目で合図してください。ギャラリーに展示している古い蓄音機やオルゴールの音色を聴いた若いミュージシャンが「昔の人はこんないい音聴いてたんだ」って言っていたのが印象的でしたが、お客様の感想で一番嬉しかったのがうちのギャラリーを「表現者のパワースポット!」と言っていただけたこと。ご来廊後にそのお客様からは、「あんなに色んなジャンルの作品が混在しているのに、全く違和感が無く、全てがその空間に溶け込んでいることに驚きました。不思議と全てが一体となっていて、ジャンル等関係なく、心を動かされたモノが全てなのだと、そう感じられるギャラリーでした。」という嬉しいメールもいただきました。 正直言って作品の展示替えには一番時間を掛けています。4面の壁を白いキャンパスに見立ててポップなものから重厚な油彩まで違ったジャンルの作品を違和感なく並べることに奔走します。何度も掛け替えを繰り返して展示が終わると二人ともヘトヘトになりますが、お気に入りの空間に包まれていつも心は晴れやかです。梅雨の時期、外出するのも少し億劫になりますが、そんな時こそ「表現者のパワースポット☆青山・里ギャラリー」へ。ご来廊心よりお待ちしています。

Vol.22 フジ子・ヘミング ♪音楽と猫🐈

「私の人生にとって一番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。自分より困っている誰かを助けたり、野良一匹でも救うために人は命を授かっているのよ。」これは、ラ・カンパネラで有名なピアニスト フジ子・ヘミングの言葉です。デビューCD『奇蹟のカンパネラ』が発売後3ヶ月で30万枚のセールスを記録し、日本のクラシック界では異例の大ヒットとなったほどピアニストとして人気のあるフジ子・ヘミングですが、16歳の頃に中耳炎の悪化で右耳の聴力を失い、貧しさゆえに風邪をこじらせて左耳の聴力も失うという不幸に見舞われます。失意の中でピアノ教師を続けながら治療により左耳の聴力は少しだけ回復し音楽活動を続けています。あまり知られてはいませんが、画家であり建築家でもあった父親の影響からか、絵を描くことも幼少時から得意で、本やアルバムジャケットに絵が使われていたり、個展を開いたこともあるほどです。そんなフジ子・ヘミングの絵は、独特の感性でノスタルジックな世界へと私達を誘ってくれます。特に、ピアノとは「猫達を食わせていくための道具ね」と語るほどの愛猫家、愛犬家の動物愛護家でもあるフジ子が描くネコの絵は逸品です。 今年初夏、初のドキュメンタリー映画「フジコ・ヘミングの時間」が劇場公開予定です。ギャラリーにも3作品を展示中、この機会にフジ子の個性豊かなネコ達に会いに来ませんか。 『写真はフジ子・ヘミングの雁皮紙に銅版画です。』

Vol.21 五風十雨 クマガイモリカズ

「蟻は左の2番目の足から歩き出す」これは、晩年の画家 熊谷守一が地面に頬杖をつきながら蟻の歩き方を幾年も見て発見したことです。二十代から熊谷守一を仙人のように崇めていた私は、これを知った頃に、毎日蟻を見ていましたが未だに守一の域に達せずわかりません。もう終わってしまいましたが、先月まで東京国立近代美術館で「熊谷守一 生きるよろこび」と題した没後40年の展覧会が開かれていました。また、2月には記念番組もテレビ放映されていました。そして今年5月、いよいよ山﨑 努 主演の映画「モリのいる場所」が公開されます。熊谷守一の絵画は、幼子が描いたような線と色で簡潔に表現されています。自らが持ち運びやすいように小振りの板に描いた作品は小宇宙を思わせるスケールです。また、書は、途中で間違えたら訂正して続きを書いた作品もあるように、決して上手く書こうとしたものではなく素朴な味わいがあります。私の好きな書家の榊莫山さえも守一の域には達することが敵わないと言ったほどです。良く芸術には作者の人柄が表れると言いますが、作品一点一点に守一の尊敬できる生き様と人格のすべてが表れていて本当にすごいって思います。東京美術学校を首席で卒業した熊谷ですが、同僚に「海の幸」の作者で有名な青木繁がいます。箱根芦ノ湖をバックにうちわを持った和服姿の女性を描いた名画「湖畔」の作者でもある黒田清輝の授業でさえボイコットするほどプライドが高かった青木繁でしたが、同僚の中でただ一人一目おいていたのが熊谷守一でした。息詰まって思い悩んだときに傍らにある一点の守一作品が、何を小さなことにクヨクヨしているんだって語りかけてきます。この機会に岐阜県中津川市の「熊谷守一つけち記念館」や東京の「豊島区立熊谷守一美術館」を訪れてみてはいかがでしょうか。春うららかな季節、ぷらりとギャラリーへお立ち寄り下さい。守一作品も展示してお待ちしております。 「写真は熊谷守一の書、五風十雨です。『五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る。ただそれだけのことです。』と守一は言っています。」

Vol.20 ポップアート♡マリリン

皆さんよくご存じのハリウッド女優のマリリン・モンローは、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルのマリリンのように絵の題材として、はたまた瀬戸ノベルティなどのフィギュアとしても登場します。マリリン・モンロー好きの私は、絵はもちろんのこと古いフィギュアなどのグッズをたくさんコレクションしています。ポップアートは1950年代半ばにイギリスで起こり、1960年代にアメリカで全盛を迎えた芸術運動で、イギリスではデヴィッド・ホックニー、アメリカではジャスパー・ジョーンズやアンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタインなどが有名です。 私の好きなアーティストばかりですが、デヴィッド・ホックニーの明るく陽が射すプールや窓ぎわを描いた絵、ジャスパー・ジョーンズのアメリカ合衆国の星条旗、アンディ・ウォーホルのキャンベルスープ缶をそのまま描いたような絵、ロイ・リキテンスタインのドットで描き上げた漫画のような作品はどこかでご覧になった方もいらっしゃると思います。なかでもアンディ・ウォーホルのマリリンは、いろいろなバリエーションがあって最高です。残念ながら一番お気に入りのマリリンは、一年前にお客様のところにお嫁入りしてしまいましたが・・・。ポップアートには明るく軽快なタッチの絵が多く、壁に飾るとさり気なくお洒落なお部屋を演出してくれます。しかも、これぞ芸術って主張していないところがいいのです。あなたもお気に入りのポップアートを見つけに青山・里ギャラリーにいらしてください。「写真はスティーブ・カウフマンのマリリン(ミクストメディア版画)です。」

Vol.19 オプ・アートのヴァザルリ

皆さん「だまし絵」はお好きでしょうか? 名古屋市美術館でも2009年と2015年にだまし絵展が開催されて盛況だったようです。だまし絵は、観る者の目を欺くような仕掛けをもつ美術作品ですが、アルチンボルドのいろいろな野菜を寄せ集めて人の顔になっている絵やエッシャーの絵の上部で飛んでいる鳥が下部では魚に変わって行くような不思議な絵をご覧になった方もお見えになると思います。 抽象絵画のようなだまし絵をオプ・アートと言いますが、私は最近オプ・アートで有名なヴィクトル・ヴァザルリにはまっています。以前は気に留めなかったヴァザルリの絵が観ていて心地よく疲れた時の気分転換になるのです。ふだん何気なく飾っている絵も気付かないうちに気分を和ませていてくれたり、日常の生活のなかで絵は見る者の心に働きかけてくれています。 私どものギャラリーにもヴァザルリの1969年のシルクスクリーンがございます。パッと気持ちが明るくなるようなカラフルな作品で、観るたびに元気をもらっています。立春が近づいているとは言え、まだまだ寒い日が続きます。心が温かくなる絵を展示してご来廊をお待ちしております。「写真右側の絵が1969年のヴィクトル・ヴァザルリのシルクスクリーンです。」