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Vol.34 北川民次展 開催中!

テレビ番組の中で絵やオブジェを飾って、その場の雰囲気を素敵に演出しているのをよく見かけます。私は、バラエティ番組の背景に面白い作品をよく見つけますが、ついつい欲しくなって、その作品や作者について調べたりしてしまいます。 私たちは、学校や職場など日常生活の中でいろいろなことを学びます。「学ぶとは、好きなことを見つけることかもしれない」と言った方がおられましたが、一生のうちに好きなこと、夢中になれることを見つけることができた人は幸せです。 絵画やアンティークでも、自分が魅了される作品に出会って身近に置いて楽しむことができるのは幸せなことです。 北川民次も児童画教育に魅了されメキシコ美術の発展に貢献した画家です。民次が1931年代にメキシコのタスコ野外美術学校長をしていた頃には、藤田嗣治や国吉康雄、イサム・ノグチといった著名なアーティストが彼の元を訪れているほどです。1950年代後半には愛知県瀬戸市にアトリエを置き陶器の町の現風景を描いています。民次の作品は、名古屋市美術館に《トラルパム霊園のお祭り》が常設展示されているほかに、瀬戸市の「瀬戸蔵」や名古屋市中区の「カゴメ名古屋本社ビル」と「CBC会館」などでモザイク壁画を見ることもできます。民次の絵は、働く人を描くなど社会性もあり一見してかなり個性的です。初めは馴染めないかも知れませんが見ているうちに魅了され、いつの間にか虜になってしまうほど、その生き様や絵を通じて民次から学ぶことはたくさんあります。 先日、NHKの日曜美術館で今年没後30年を記念して「絵画は社会を変える~反骨の画家・北川民次~」が放送されました。 青山・里ギャラリーでは、所蔵品による企画展!第四弾として【没後30年 北川民次 展】を開催中です! ぜひ、民次の世界から何かを学びに来てください。『写真は、1935年作 Reposo(休息)石材ボードに油彩 12P 』 

Vol.33 アートの力!和の心象展開催中

好みの音楽を聴くと気分転嫁になるように、お部屋に絵を飾ることも気持ちを和らげてくれて健康長寿に一役買うことになるようです。今、絵画などのアートの力で医療や介護を変えようという取り組みが世界中で始まっています。アートはさまざまな病気の回復を助け確実に健康で長寿にしてくれると注目されています。香川県の四国こどもとおとなの医療センターでは、入院生活でふさぎ込みがちな気分を和らげようと病院スタッフが病室やロビーに絵を描いたり展示したりして治療効果を上げています。また、金沢市立病院の待合ロビーは、年に一度3日間だけ美術館に大変身します。病院スタッフと近郊の美大生の手で展示会場が作られたホスピタルギャラリーは、年々評判を呼び多くの人が訪れています。そして、アート作品がいっぱいの海外の病院では、入院日数が短くなったり、鎮痛剤の使用量が4割近く減少したり、認知症の症状が改善されるといったデータも出ています。まさに病は気から、アートには不思議な力があります。こんなに効能いっぱいのアートですが、残念ながら日本では日常的に美術品を飾る習慣がある人は少ないような気がします。お部屋にお気に入りの絵が一枚あるだけで気分も和らぎ元気になりますので、ぜひお試しください。青山・里ギャラリーでは、所蔵品による企画展!第三弾として【和の心象展】を開催中です!アートのパワーを肌で感じて寒い冬を乗り切りましょう。

Vol.31 出店御礼~犬山・旧磯部邸

犬山・旧磯部邸の芸術作品展にお越しいただいたお客様ありがとうございました。お蔭様で3日間で200名を超えるお客様に当ギャラリーのブースへ来ていただきました。 今回は、会場の旧磯部邸に合わせて速水御舟や小倉遊亀などの日本画を中心に竹久夢二、藤田嗣治などの版画と張り子の招き猫などの和装小物を展示販売しましたが、ご興味をお持ちいただいたお客様も多く、日を改めて二回に渡り足をお運びいただいた方も何名かお見えになりました。さすがに観光地・犬山というだけあって海外や北海道など遠方からのお客様も多く、外人さんへの展示品のご説明には本当に苦慮しました。このような展示即売会では、新しいお客様との出会いも楽しみの一つですが、作品についての説明やあれこれ質問されてお答えできることは、画商冥利に尽きます。 一週間と準備期間が短く満足のゆく作品展になるだろうかと心配しておりましたが、皆様のお蔭で本当に楽しい催事となりました。ギャラリーは年末31日(月)まで営業しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。また、年始は1月4日(金)から営業いたしますので、2019年も引き続きよろしくお願いいたします。 『写真は、旧磯部邸の会場正面と青山・里ギャラリーのブースです』

Vol.29 島田章三&室越健美展

会期 11月12日~12月31日 企画展第二弾は、小牧市のメナード美術館で12月24日まで開催中の追悼 島田章三展と並行して【島田章三と室越健美展】を開催します。 2016年11月に83歳で逝去した島田章三(しまだ しょうぞう)は、キュビズム的視点で構成された静物や人物、形象化された花が落ち着いた色調で画面を構成し、観る者を島田章三の世界へと誘います。 今回は、島田章三の初期の油絵2点のほか版画7点、特別展示として島田章三の奥様でもある画家・島田鮎子の油絵も展示販売します。 一方、現在多摩美術大学教授の室越健美(むろこし たけみ)の油絵やガラス絵6点を展示販売します。室越の描く抽象の世界には、ある種のリズム感があり、心に漂う無数の言葉が散りばめられているようで観ていて楽しくなります。ところで、昨今、人口知能(AI)が何かと話題になっていますが、AIの普及に伴って美術鑑賞がもたらす心の変化を商品開発やビジネスに生かそうという動きが広がっているようです。一例として、2016年、東京渋谷に「はたらける美術館」がオープンしました。これは、絵のある貸しオフィスですが、絵画を鑑賞しながら仕事をし創造性を研ぎ澄ますことを目的としています。 美術品に限らず文学も音楽も、アートは何かしら人の心を動かします。アートに接することによって人はどういうモノに心を惹かれるのかが良くわかるようになります。人間にしかない美意識を磨くために芸術の秋を満喫しましょう。 

Vol.28 ルオーと藤田 対照的な線

今年は台風や地震などの自然災害が多く各地で被害が出ていますがお変わりございませんでしょうか。さて、青山・里ギャラリー所蔵品による企画展【ジョルジュ・ルオーと藤田嗣治(レオナール・フジタ)版画展】も1ヶ月が過ぎ、お客様の反応もまずまずです。これまで明るい作品を多く展示していたギャラリーの雰囲気がルオー作品によって一変してモノクロームの世界となり、従前と比べると展示スペースが広く感じられて落ち着いた雰囲気になりました。そこに少なからずルオーの影響を受けた梅原龍三郎や中川一政の軽快な絵が華を添えています。 太く重厚な線で描かれたルオーのミゼレーレと対峙すると、静かに自己の内面と向き合うことができるような気がして心が浄化された気分になるのは私だけでしょうか。 一方、藤田嗣治の挿画本の絵はさらっと描いているように見えますが、銅板・木版・ポショワールなど版画技法が多種多様でクオリティの高い藤田の手仕事が垣間見えます。また、人々の生活や絵の中に登場する猫の仕草が、細い線で生き生きと描かれていて思わず微笑んでしまうほど愉快です。 東京都美術館で開催中の「没後50年 藤田嗣治展」も10月8日までと会期もあと僅か、その後京都国立近代美術館へと巡回します。質・量ともに過去最大規模の回顧展となり藤田嗣治ファンにとっても初めて藤田作品を観る人にとっても楽しめる構成になっています。芸術に触れるには絶好の季節の到来です。まだお見えになっていない方は早めにギャラリーを覗いてみてください。一見の価値ありです!

Vol.27 ルオー&藤田嗣治展 開催

青山・里ギャラリー所蔵品による企画展!第一弾 【ジョルジュ・ルオーと藤田嗣治(レオナール・フジタ)版画展】 会期 9月2日~10月31日これまでいろいろなお客様に楽しんでいただけるように、様々な作家やジャンルの作品を織り交ぜて展示して参りましたが、ギャラリーも3年目に入りましたので、少しだけ展示方法を替えようと思います。 題して「青山・里ギャラリー所蔵品による企画展!」一人の画家や一つのジャンルにスポットを充てて、そこに展示スペースを広く割いて展示します。これは、ギャラリーオープン当初からやりたかったことでもあり、その記念すべき第一弾は、ジョルジュ・ルオーと藤田嗣治の版画展です。武者小路実篤や志賀直哉など白樺派の作家が愛したジョルジュ・ルオーですが、白樺派ゆかりの品を展示する山梨の清春白樺美術館にはルオー礼拝堂があり、壁面一面にルオーの版画ミゼレーレが展示されています。今回は、ミゼレーレから5点、受難から2点ほか白樺派の同人であった武者小路実篤や梅原龍三郎、中川一政の作品も展示販売します。今年没後50年となる藤田嗣治、東京都美術館では10月8日まで「没後50年 藤田嗣治展」が開催中です。ギャラリーでは版画集「猫十態」から銅版画、「小さな職人たち」や「四十雀」から木版画ほかを展示販売します。折しもルオーも没後60年。ルオーの重厚な太い線と藤田の繊細な細い線の対比にも興味深いものがあります。残暑も日ごとに去りいよいよ芸術の秋がやってきます。同時代を生きたジョルジュ・ルオーと藤田嗣治の作品をこの機会にぜひご堪能ください。

Vol.26 町フェスタ初出店の収穫 !!

8月11日、12日に開催された『とよやま町フェスタ』にお越しいただいた皆様ありがとうございました。夏休み期間中ということもあって、お陰様で大盛況のうちに終えることができました。残念ながらお越しいただけなかった皆様、次の機会にはぜひお願いいたします。フェスタが始まった当初は、小さなお子様連れのお客様の多さにどうなることやらと思っていましたが、徐々にうちのブースを覗いていただけるようになり一安心でした。何せうちのブースは、一部の大人しか理解できないようなモノばかり並んでますから・・・ ここで意外と注目された商品を3点ご紹介します。一つ目は『マッチ箱』、20年以上前に倉敷の骨董屋さんで購入したマッチ箱、何れも初期のサザエさん、キティちゃん、ミッキーマウスの絵柄でレトロ感満載だったこともあり完売しました。 二つ目は『古いプラモデル』、1970年頃に販売されていた未組立ての戦闘機とオートバイで、ずっと日の目を見ることなく眠っていたものでしたが、懐かしさからか一番問い合わせが多く、お客様と一緒に楽しめました。 三つ目は『LPレコード』、1970年以降のヒップホップを中心にかなりマニアックなレコードを80枚ばかり並べました。いかにレコードブーム再来と言えどもこれに興味を持つ人はいるのだろうか?と思っていましたが、熱く語るお客さんが次々と現れました。中でも日本のヒップホップの聖地、沖縄に住んでいた方からコレクションについてお褒めの言葉をいただいたのが嬉しかったです。 なんやかんや小さなモノから大きなモノまで50点近くをお買い上げいただきました。すべて30年近く掛けてコツコツと集めてきたモノばかりなので、ちょっと淋しい気持ちもありますが、全てご興味を持っていただいた方のもとに引き継がれたと思うと安心です。そして、何よりもたくさんのお客様やフェスタ開催にご尽力いただいた豊山町まちサポ他の方々とお知り合いになれたことが一番の収穫でした。これを機にギャラリーの一角にレトロな展示スペースも作りました。フェスタでお客様からご要望のあった『ブリキのおもちゃ』も並んでおりますので、ぜひ一度覗いてみてください。